不営

いいのか

連作五首 『よくある光』

 

 

 

学生の手の光吸うあしもとのすえられた椅子 行きより帰り

 

 

暖色のひ と 光たまる無駄だけをずっと生むとき ひそむ計算

 

 

ひさかたの光画だいじにつつこんで海外はなしとがつこうの旅行

 

 

シャとアとレでモダン現代的の本表紙はだいたい至近で光

 

 

 

たなびく画し知らない知らない知らない ひびくほど広くなく 文句 とぶ