たんかのまとめ 2(2012年12月~2013年1月)
2012年12月
改札の前にいる大きい人に頼んでにもつを持ってもらう
それはまだ夜とよべないものまでを 放り込む籠ただ穴だらけ
悪くはないらしいことの予告待つ明日ふるえる そしておとろえる
ほしがふるあああすにはあの駅前のびるの愛称きまる電報
めずらしい目からの景色を売る人が 夜は送料自己負担する
印鑑のあかい肉のなまえのこと 夜の総量はじめて減らす
夢もみていないただしい液体がけっかを出してみようとしみる
きっていて切るべきでない紙の色よくわかるけど溜まるそのはし
感覚がないのに作る輪ゴム 人は輪郭も人のゆるい痕跡
作れないものがしりたいたとえば わざとかくした飴の品名
いる否定の人はどこへ 歪ませた各種の紙の跡から知って *1
ある地点実在のいえをうたがってしまうようまくらに仕込んでいい
隣にもまわしかけたら外の音がランダム かわるひと多分ひと
遠目ではむかいあわせてできた風 きみも知ってる道路をまねる
屈折の光の処理の代理でかねをなめるの やめる 身のため
修行する理由 予言もするようなあやしい人をめざしている
十分にありえるまでに見える より見えない人、 おくられてくる
とりあえずこたえの種類にもよるがみえるすべての疑問符をぬく
何文字か これない人と書いた文字ただコンビニのまえでバラまく *2
なつかしいそここそ家と蛍光灯 映画 ここには非常口がない
この場の絵かいた褒美は開けづらい また街をえたら えたって売ろう
かえりたくない理由がみち 国道にそってないほうとおる来た人
その容器 時代かわらずあらわれない それでも おくりものとよばれる
2013年1月
揺らされる 視点ずれたら「お礼いう」ここから帰れるかなまた おれい
かえられても絶対しらずにやれるけどおぼえられない、位置意味みため
考えたそこから先に手がかじかむ そうじゃないだろかじかみセンス
今月もふだんはこんな顔じゃない 口から耳の距離もはかれない
家はこわい 日用品にしりあいと同じ名字が複数あった
あなとエッジ それだけらしいものを運ぶ 重さと軽さのちがいは分かる
ここ細くない道で町のはずれに思われなかった町のはずれ
学生にみえない言葉は仕込んでない写真もあんまり信用するな
ありがとう知らないひとでいてくれて(言葉の価値は高いままです)
朝も見たすれちがうのが速いひと うばえよ言葉ほしいんだろう
こうしましょう 高いものが買えないコンプレックスは旅行でわかる
廊下の子座椅子になりきったままよる 夏も冬も待つ 相手まつよる